富裕層マーケティングコラム

富裕層マーケティングビジネス独り言第5章「富裕層ビジネス 1% V.S 99%」その3

日本型ラグジュアリービジネスのブレークスルーはマーケットの拡大と日本固有の文化に原点有とみたほうがよいと思います。閑話休題、99%のanother marketのことばかりの話になってしまっていますのでここで1%の富裕層ビジネスのことにもぜひ触れたいと思います。ある中東の国の大使館の方と話をしてこんなことを聞きました。

「増渕くんね、本当の金持ちっていうのはクレジットカードなど持っていないんだよ。」

その人の表現は多少大げさかもしれませんがね。でも言いたいことは「クレジットカードにクレジットされる必要がない」人たちを本当の富裕層と言うのだ、ということなのでしょう。「存在」、「顔」、「空気感」で買うのだ、と。

そう考えてみると面白いことがあります。日本にも一部「送り」の文化が残っています。最も有名なのは銀座のクラブの「送り」でしょう。つまり現金を持っている必要がないのです。客もホステスも、です。

つまり、「銀座」というブランドの中では、欧米型のラグジュアリーブランドを根付かせることができる可能性がある、ということです。ラグジュアリーブランドの銀座旗艦店進出などはその兆候なのだと考えれば理解しやすいですね。もし、ラグジュアリーブランドが欧米型のラグジュアリービジネスを志向するのであれば、10年後はラグジュアリーブランドは銀座以外にはない、ということもありえるかもしれません。足りなくなる売り上げはどこでカバーするのかって?国が違う、ということになるのでしょう。長期的にみれば銀座は欧米型のラグジュアリービジネスが成り立つ可能性のある日本で唯一の場所です。足りなくなる売り上げは日本以外のアジアの国々でカバーしていくわけです。私が本国のディレクターだったらそう考えると思います。

その時に欧米のラグジュアリーブランドは日本を除くアジア各国で大きな成功をいち早くおさめることになると思います。日本市場で大きく学んだはずだからです。99%のanother marketをまずは押さえることを。欧米型の富裕層がアジアにほとんどいないはずだ、ということを。

日本市場での経験は欧米ラグジュアリーブランドの利益をアジアで飛躍的に高めることになりますし、
次の市場ではおそらく日本での経験を大きく生かすことになり、そういう意味では日本市場はただの実験場だった、ということにもなりかねない。それじゃあんまりですよね。では、我々が日本で勝負できるフィールドのうちもっとも身近で可能性のある考え方はどのようなものなのでしょうか?可能性の塊をあげれば、日本固有の文化で勝負することであると私は思います。日本型のラグジュアリービジネスには日本の文化をエッセンスとして混ぜていくことが100%求められると信じます。

関連記事

富裕層メンバーシップサイト「HighNetWorth Online」
HighNetWorth Magazine最新号
Cool site of the week
富裕層マーケティングコラム 増渕達也 今日の独り言
富裕層インバウンドサポート
シンガポール進出研究会
メールマガジン「増渕達也のザ・富裕層マーケティング」
富裕層マーケティング メールマガジン
ページ上部へ戻る